デンマークの観光地

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デンマークの観光地といえば、第二の都市オーフスには、デンガムレビュという、デンマーク中世の家や生活風景を再現したテーマパークがあります。日本でいえば、日光江戸村のような野外博物館です。伝統的な農家の建物なら、田舎に行けばぽつぽつと残っているので、それほどめずらしくなないのですが、商家が立ち並ぶ中で、当時の賑わいを実体験できるということで、連日観光客でごった返しています。通りには、当時の衣装をまとった人に混じって馬車が行き交い、運河には渡し舟がかかり、時計屋さん、手袋屋さん、仕立て屋さん、パン屋さんなど、くまなく集められたお店の中に、実際に入って見学することができるので、一日ではとても、すべてを観光で見回ることはできません。1843年にデンマークの首都コペンハーゲンに作られたチボリ公園は、現存する世界最古のテーマパークです。夢と幻想をテーマに作られたチボリ公園は、四季の花に彩られた憩いの場として、多くの文人にも愛されてきました。童話作家のアンデルセンも、この公園を足しげく訪れては、童話の構想を練っていたことで知られています。寂しい皇帝と美しい歌声で鳴く鳥の物語、名作「ナイチンゲール」は、この公園で生まれた作品です。ヨーロッパがフランス革命の予感におびえていた不安な時代に、国民に夢を与えるため、階級の隔てなく楽しめる場として作られたチボリ公園――その心は今にいたるまで受け継がれ、世界中年間350万人もの人が訪れているのでデンマーク旅行の際にはずせない観光スポットになっています。

デンマークの料理

デンマーク料理として知られる名物の食べ物は、スモーブローといわれるオープンサンドイッチです。スモーブローとは、バターつきのパンという意味で、ライ麦パンにバターを塗り、パン生地が見えなくなるほどたくさんの具を載せるのがデンマーク流です。日本でサンドイッチというと、軽食のイメージがありますが、デンマークのオープンサンドには、ディナーとして通用する豪華さとボリュームがあります。食べるときも、手づかみではなく、ナイフとフォークで切り分けて食べるのが普通です。かりっと焦げ目をつけた豚肉や、ぶ厚い生ハム、北海で獲れるニシンやエビ、キャビアなど、お店によっては、スモーブローだけで180種類に及ぶメニューがあります。デンマークでは、うなぎの燻製なども、定番のトッピングです。スモーブローは、薄切りのパンなので、別に焼いたパンもいっしょに食べます。酪農が盛んなデンマークでは、クリームやバターミルク(バターを作る過程でできる副産物で、脂肪の入っていないヘルシードリンク)などの乳製品を,料理に、どんどん使います。例えば、メインの肉料理、魚料理ばかりでなく、付け合わせの野菜やジャガイモにも、クリームたっぷりのホワイトソースをかけて食べます。デンマーク料理で食卓に欠かせないニシンは、北欧の厳しい冬を乗り切るために大切な栄養源です。ニシンは、酢漬けにするのが代表的な食べ方ですが、干したニシンを、トマトや卵、チャイブと混ぜてバターで焼くと、ボリュームのあるデンマーク風オムレツになるそうです。

デンマークのお土産

デンマークのお土産として、ぜひおすすめしたいのが、北欧の家庭でよく見られる、伝統工芸のモビールです。モビールとは,紙やプラスチックなどの素材で切り絵を作り、糸などでつるして、バランスをとって安定させるものです。最近日本でも、切り紙細工がリバイバルしているので、大きな書店では、北欧の切り紙細工として、特集を組んだコーナーもあるようです。デンマーク出身のアンデルセンも、切り絵が得意で、独自のモチーフをたくさん生み出し、今も、切手のデザインとして採用されています。乗り物や動物、魚、鳥など、あらゆるデザインがありますが、お土産として世代を問わず最も人気があるのは、気球をモチーフにしたものです。かすかな風の動きに反応して、ファジーな動きをみせるモビールを眺めていると、瞬間的に、風とひとつになるような心地よさがあります。ゆったりと流れる時間と空間を楽しむデンマークならではの、インテリアアイテムです。もうひとつのお土産としておすすめは、琥珀です。デンマークの海岸に、毎年、何トンも漂着するという琥珀は、5000万年も昔の森林で育っていた樹木の樹液が固まったものです。樹液が琥珀になるまでには,1000万年近くかかり、採れた場所や年代、含有成分によって、茶色や赤、オレンジ、レモン色など、暖色系を中心にした色のバリエーションがあります。古来、琥珀は、悪霊や災いから身を守り、幸福をもたらす石と信じられてきました。万病を癒すというその不思議な癒しの力を、宮殿に取り入れたのが、ロシアの女帝エカテリーナです。10万個の琥珀を散りばめた琥珀の間は、美しさと健康を維持するための秘密の部屋だったのでした。デンマークのお土産として、イヤリングやペンダントトップに加工された琥珀を扱うお店がたくさんあります。琥珀のアクセサリーを身につけると、琥珀のあたたかい癒しの力を感じられるかもしれませんね。

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